最適な心の状態とは
目次
- ○ マインドワンダリング
- ○ マインドフルネス
- ○ ストレス状態
- ○ どちらが大切?
- ○ 最適な心の状態とは
マインドワンダリング
やらなければいけないことがあるのに、あれやこれやと別のことを考えてしまうことってありませんか?この心がさまよっている状態を「マインドワンダリング」といいますが、これは神経科学においては、「デフォルトモードネットワーク」といって脳が意識的な活動をしていないのに、活発に働いている状態のことです。デフォルトというのは、初期設定とか標準という意味ですから、人間にとってこの「ぼーっ」としている状態が標準設定ということになり、一日の半分をこの状態で過ごしていると言われています。
マインドフルネス
“いま、ここ”に集中し、ココロを安定させている状態をマインドフルネスといいます。何かをしている最中に頭では別の事を考えてしまうマインドワンダリングの状態だと、心が乱れやすいという考えです。人は、いやな事を思い出したり、できなかったらどうしようと不安になったりすることがよくあります。思考や判断、認知、つまり頭で行う事がマインドだとすると、このマインドは自由自在に過去や未来に行ってしまいやすく、思考にとらわれて良し悪しや好き嫌いを判断することで、ココロが乱れやすくなります。そしてカラダは“いま、ここ”にありますから、カラダとココロとマインドを調和させることで安定しやすくなるのです。つまり、今に集中するという方法でココロを調えて行こうとするものがマインドフルネス瞑想です。
ストレス状態
ストレス状態というのは、注意散漫で今に集中できていない状態とも言えます。今やっていること事に集中していないと、マインドがその時の感情に翻弄されてしまいストレスを増大させやすいのです。例えば、何か間違いを指摘されたとき、大切なのはその間違いに意識を集中させることです。そうすれば、間違いが起きた原因や、ひつようであれば訂正したり謝罪したりできますが、集中していないと感情に翻弄されて腹を立てたり、言い訳をしたりして相手を怒らせてしまい、お互いにストレスを感じるということです。近年、マインドフルネスに注目が集まっているのは、注意散漫から派生するさまざまなストレスを軽減するための集中力を上げるスキルが習得できるからだと思います。
どちらが大切?
さて、こうなるとマインドフルネスが善でマインドワンダリングは悪だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。「ぼーっ」としている時というのは、散らばっているさまざまな記憶の断片をつなぎあわせていて、「ひらめき」が生み出されることがあるという話を聞かれた方も多いと思います。つまり、どちらが良いとか悪いとかではなく、健全に今ここに集中し、健全に「ぼーっ」とできるのが良さそうです。では、どうしたらよいのでしょうか?
最適な心の状態とは
意識して今にぎゅっと集中するマインドフルネスと、もともと人間に備わっているふわふわっと意識を拡散させるマインドワンダリングをほどよく監督する意識、つまり客観視が必要だということになります。寝食を忘れて何かに没頭することは素晴らしい集中力ですが、心身の負担が大きいですし、ぼーっとしすぎると生産性が落ちます。その人の能力や可能性を最大限に引き出し、最適なココロの状態にするためには、集中力、リラクセーション、客観視力の3つの異なる意識状態を養うことなのだと思います。そのためには、しなやかで健康なカラダとマインドを自分でコントロールし、安定したココロを手に入れることが大切です。スーリアは、最適なココロの状態を作り上げていくための、ヨガ、呼吸法、瞑想法、リラクセーション法、そしてカウンセリングが充実しています。スタジオでもオンラインでもレッスン受講が可能です。「自分を変えたい」という方に対して、スーリアは全力でサポートしています!
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