「書く瞑想*手帳術講座」が生まれた日
こんにちは、ヒトミです。
今回は、私が今、実施している講座のひとつ――
『書く瞑想*手帳術講座』がどのようにして生まれたのか、
その背景をお話ししたいと思います。
手帳講座をきっかけに、深い学びへの渇望が芽生えた
SURYAで手帳講座を開催しはじめたあと、
「もっと深く学びたい」「もっと届けたい」――
そんな想いが日に日に強くなっていきました。
そこで私は、CITTA手帳スクールに入ることに。
この手帳は、ヨガインストラクター・青木千草先生が開発された
“未来を予約する手帳”として、多くの女性に愛されているものです。
哲学をもっと深く知りたい、という違和感
手帳スクールの中では、
ただスケジュールを管理するのではなく、
ヨガ哲学をベースにした生き方そのものを学ぶ時間もありました。
けれど、そこで紹介された哲学の参考書がアメリカ人の書いた翻訳本だったことに、
私はどこかモヤモヤとした違和感を抱いてしまったのです。
「この言い回し、本当に原典の意図通りなのかな?」
おそらくそれは、大学院時代に学んだ経験から
“本質は原典にある”という感覚が、私の中に根づいていたからだと思います。
そこで出会った、“もうひとつの学び場”
そんな違和感を抱えていたときに思い出したのが、
スタジオ代表・裕子先生がインド哲学を専門として学ばれていたこと。
「もっと深く学びたい」
そう打ち明けたところから始まったのが、
SURYAの『ヨーガ・スートラ初級講座』でした。
この講座では、ヨガ哲学の根幹にある
「ヤマ・ニヤマ」という10の生き方の原則をベースに、
日常と結びついた問いかけ(宿題)に毎回取り組んでいきます。
書く瞑想の芽が、そこにあった
第1回目のテーマ「アヒンサー(非暴力)」では、
以下のような宿題が出されました。
✍️ 宿題ワーク:アヒンサー実践
〜平和で調和のとれた生活を築く〜
言葉のアヒンサー
目標:思いやりのある言葉を使う
振り返り:批判的な言葉を使いそうになった場面とその対処
思考のアヒンサー
目標:自己批判的な思考に気づき、肯定的な言葉に変える
振り返り:その内容と、自分への言い換え
行動のアヒンサー
目標:他者や環境への配慮を意識した行動
振り返り:うまくいった場面・難しかった場面
このワークに取り組むなかで、ふと思ったのです。
「これって、私がずっと手帳に書き続けてきたことと似てるかもしれない」
自分の思考を見つめる
感情に気づき、やさしく整える
言葉として外に出す
それはまさに、“書く瞑想”の原型でした。
こうして誕生した『書く瞑想*手帳術講座』
そんな経験を経て生まれたのが、
『書く瞑想*手帳術講座』です。
この講座では、毎回ひとつのヨガ哲学のテーマに沿って、
やさしい哲学の解説
2回の「書く瞑想」ワーク
日常に落とし込む問いかけ
…という流れで、自分の言葉で“今の自分”を見つめていく内容になっています。
🔖ヒトミのひとことメモ
翻訳への違和感も、実は「もっと深く知りたい」という
小さなサインだったのかもしれません。
哲学と手帳が出会ったとき、
“書くこと”は、ただの記録ではなく
「心を整える瞑想」へと変わっていきました。
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