【心の自由を手に入れる】「どうせ」を手放すと人生が軽やかになる

こんにちは!スーリアの原田裕子です。
今日は、私たちが無意識に使っている「どうせ」という言葉について、一緒に考えてみたいと思います。
もしかして、心の中で「どうせ私なんて...」「どうせうまくいかない...」なんて呟いていませんか?実は、このたった3文字の言葉が、私たちの可能性を大きく制限しているかもしれないのです。「どうせ」から解放されると、人生は軽やかになるのです。
【気づきの第一歩】
「どうせ」という言葉は、実は私たちの心の奥深くにある思い込みや決めつけが表れたもの。ヨガ哲学では、これを「アヴィディヤ(無知・誤った認識)」と呼び、心を曇らせる5つの煩悩(クレーシャ)のひとつとされています。
もし誰かから「どうせあなたにはできないですよね」と言われたら、どんな気持ちになるでしょうか?きっと「信じてもらえていない」という悲しさや、バカにされたという怒り、やっぱり私はダメなんだと心が痛む感覚を覚えるのではないでしょうか。
私自身も、子どもの頃に「どうせあんたはやらない」と母親に言われた記憶があります。自分ではできると信じているのに、できないと決めつけられた時の悔しさ。それは傷つくというよりも、「なぜ信じてもらえないの?」という怒りに近い感情でした。その時、幼いながらに「どうせ」という言葉の持つ破壊力を実感したのです。
【自分への思いやり】
「どうせ」という言葉、人から言われるととても傷つく言葉ですよね。それなのに、無意識のうちに家族や友人に使ってしまっている人を見かけることがあります。無意識だから他人を傷つけていることに気づけないのですね。
言われて嫌な言葉なら、他人には絶対に使わないのは当然のことですが、もっと大切なことがあります。それは、自分自身に対して「どうせ」を使わないということです。こちらも無意識に使っていると、自分自身を傷つけていることに気づけないのです。
「どうせ私は」と心の中で呟いた瞬間、あなたの中にある「やりたい気持ち」や「挑戦する勇気」が、まるで消しゴムで消されたように消えてしまうのです。他人に言われて傷つく言葉を、なぜ自分に向けてしまうのでしょうか?
自分は一番身近な存在だからこそ、一番優しい言葉をかけてあげたいですね。これに気づいた瞬間から、変化は始まります。
【新しい自分との出会い】
「どうせ」という言葉を手放すって、具体的にはどういうことでしょうか?
例えば、新しい習い事を始めたいと思った時。いつもなら「どうせ私には続かない」と諦めていたのが、「まずは体験だけでも行ってみよう」と思えるようになります。
職場で意見を求められた時も、「どうせ私の意見なんて聞いてもらえない」ではなく、「私なりの考えを伝えてみよう」と自然に口に出せるようになるんです。
友人関係でも変化が現れます。「どうせ理解してもらえない」と心を閉ざしていたのが、「この人になら話してみたい」と素直な気持ちを表現できるようになります。
こうした小さな変化の積み重ねが、あなたの毎日を驚くほど軽やかにしてくれるのです。朝起きた時の気持ちから、夜眠る前の心の状態まで、すべてが穏やかで前向きな方向に向かっていきます。
【今日からできること】
まずは「気づく」ことから始めてみましょう。私たちは無意識に「どうせ」という言葉を使ってしまうからこそ、意識的に観察することが大切です。
実践例:
* 「どうせ私にはできない」→「もしかしたらできるかも」
* 「どうせうまくいかない」→「きっと何かいいことがある」
* 「どうせ理解してもらえない」→「私の気持ちを伝えてみよう」
心の観察練習:
日常の中で、5分間だけでも自分の心の声に耳を傾けてみてください。「あ、また『どうせ』って思っちゃった」と気づいたら、それだけで十分。責めずに「気づけた私、すごいな」と自分を褒めてあげましょう。
無意識だった言葉が意識に上がった瞬間、そこから選択が始まります。「今度は自分に優しい言葉をかけてみよう」と思えたら、それがもう変化の始まりなのです。
自分軸で生きる第一歩は、実は無意識に自分を傷つけていた言葉に気づき、意識的に優しい言葉を選ぶことから始まるのかもしれませんね。無意識な思考パターンに気づき、意識してポジティブな思考パターンを作っていけるようになるのです。これってすごいことですよね。
ヨガの実践では、アーサナ(ポーズ)や瞑想を通じて、こうした心の観察を深めていきます。自分の内側で起こっていることに気づき、それを優しく受け止めることで、心は自然と軽やかになっていくのです。
もし今、無意識の言葉のクセに気づいて、自分との関係を見つめ直したいと感じているなら、それはきっと新しい自分に出会うサインです。あなたの心の中には、もうすでに答えがあるのです。それに気づくお手伝いができる場所が、ここにありますよ。
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