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ヒトミブログ

自分への執着を手放すと、生きるのが軽くなる理由

手帳


こんにちは、ヒトミです。


今日は、
自分への執着をゆるめると、なぜ生きるのが軽くなるのか
ヨガ哲学と心理学の視点からお話ししていきます。



■ 「自分への執着」が強いと、生きづらくなる理由


私たちはつい、日常の中で
「どう思われているかな?」
「私はこうしたいのに…」
と“自分”に意識を向けすぎてしまうことがあります。


もちろん、自分を大切にすることは素晴らしいこと。
でも、自分の世界だけでいっぱいになると、心が疲れやすくなるんです。


たとえば、
相手の一言が必要以上に気になったり、
場の空気を読みすぎて疲れたり、
「私がどう見えるか」ばかり考えて苦しくなる。


こうした生きづらさの背景には、
自分への強い執着=過度な自意識 が関係しています。



■ ヨガ哲学:アハンカーラ(自我への固執)という考え方


ヨガ哲学では、苦しみの原因のひとつとして
アハンカーラ(自我の固執) が挙げられます。


アハンカーラが強く働くと、


・相手の気持ち

・その場が求めていること

・物事の本質

が見えなくなり、
“自分の物語”だけで物事を判断しやすくなります。


一方で、自我を少し緩めて
「相手はどんな世界を見ているのかな?」
と意識を外に向けると、


心の緊張がほどけ、
人間関係も自然と整いはじめる——


これがヨガ哲学の教える「執着を手放す」という姿勢です。







■ 心理学:自己注目がストレスを生むしくみ


心理学でも同じことが説明されています。


人がストレスを感じやすいのは、
“自己注目(self-focused attention)”が過度になったとき。


自分の評価や見え方ばかりに意識が向くと、
脳のストレス反応が高まり、
緊張しやすく、他者との距離感も取りづらくなります。


逆に、意識を外に向けて
「相手は何を求めているだろう?」
と視点を移すと、
脳の過剰な反応がおさまり、心が落ち着くことが分かっています。


ヨガと心理学が、別々のルートから同じ真理にたどりついている点が興味深いですよね。







■ まとめ:自分への執着を手放す=自分を犠牲にすることではない


「自分への執着を手放す」と聞くと、
“我慢”や“自己犠牲”を思い浮かべてしまう方もいるかもしれません。


でも、ここがとても大事です。


自分への執着を手放す=自分を否定することではありません。


“どう見られるか”という自分物語から一歩外に出て、
「今、この瞬間、目の前の相手はどんな気持ちだろう?」
と視点を移してみること。


その瞬間、


・自我の緊張がゆるみ

・心のスペースが広がり

・人との関係が驚くほどうまく回りはじめます

これは、講座でも多くの方が体験されている変化です。







■ 書く瞑想で、自分の世界から一度離れる


自分への執着が強い時、
心の中は“自分の物語”でいっぱいになります。


書く瞑想では、
その物語を一度、紙の上に外に置くことができます。


・今なにを感じている?

・本当はどうしたい?

・何が私を苦しくさせてる?

こうして言葉にしていくと、
自意識のノイズが消えていき、
相手の世界も、自分の本音もクリアに見えるようになる。


だから、“手放す”テーマと書く瞑想はとても相性が良いのです。







■ さいごに


自分への意識が強くなりすぎたときは、
そっと視点を外側へ移してみる。


そうすることで、
心は静まり、人間関係も、毎日の疲れも、
少しずつほどけていきます🌿

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